寝違えについて
寝違えとは、目覚めたときに突然首が痛み、振り向くなどの動作がしづらくなる状態です。「昨日までは何ともなかったのに、なぜ急に痛くなったのだろう」と戸惑うことも少なくありません。
首を無理に動かそうとすると痛みが強く感じられるため、自然と身体ごと向きを変えるようになることもあります。身近な症状ではあるものの、痛みが続く場合には寝違えだけと決めつけず経過を見ることが大切です。
寝違えの原因について
寝違えは「変な姿勢で寝たから起こった」と考えられやすい症状ですが、実際には原因を一つに断定できません。眠っている間の首の位置だけでなく、その前から首肩へどの程度負担が蓄積していたかも関係すると考えられています。
寝返りを打たず同じ方向を向いて長く眠れば、首の一部分へ負担が偏りやすくなります。自分に合わない枕を使っている場合も同様で、首が曲がった状態を長時間保つきっかけになり得ます。
「特別なことはしていない」と感じていても、日頃の仕事や生活が影響している可能性はあります。パソコンやスマートフォンを長時間使用していると、首肩の筋肉は頭を支え続けなければなりません。重い荷物を持った日や久しぶりに運動をした後なども、普段より疲労が残りやすくなります。
睡眠不足や強い疲労が続けば寝姿勢や寝返りの状態が普段と変わることも考えられます。寝違えを繰り返すときは一晩の寝方だけを振り返るのではなく、睡眠環境や日中の身体の使い方まで確認してみることが重要です。
寝違えの症状について
寝違えの症状は、首を動かそうとしたときの痛みとして気づくことが多くなっています。起き上がって顔を横へ向けた瞬間に強く痛み、その方向へ動かすことをためらうほどになることもあります。
首を左右に回せないだけでなく、上を見る、うつむく、首を傾けるといった動作がしづらくなります。首の付け根が突っ張るように感じたり、肩にかけて重さが残ったりするなど症状の感じ方も一様ではありません。
動かしにくさが強いと、普段の生活にも影響します。着替えや洗顔に時間がかかるほか、仕事中に別の方向を確認するときは首だけでなく上半身ごと向きを変えなければならないこともあります。運転では後方確認がしづらくなるため注意が必要です。
多くは徐々に軽くなっていきますが、強い痛みが長く続いているときは別の首の病気との区別が必要になることもあります。特に手足のしびれや力の入りにくさなどを伴う場合は、早めに医療機関へ相談することが大切です。




