ぎっくり腰について
ぎっくり腰は、仕事や家事など普段の生活を送っている途中で急に腰が痛くなり、それまで問題なく行えていた動作が難しくなる状態です。荷物を持ったときだけでなく、朝起きる、椅子から立つ、床の物を取るといった身近な動きで発症することもあります。
痛みが強ければ、通勤や家事、着替えなどにも支障が出てきます。数日前から腰の張りを感じていた人もいれば、それまで特に気になる症状がなかった人もおり、発症までの経過は一様ではありません。
ぎっくり腰の原因について
仕事で長時間座っている人と、荷物を運ぶ機会が多い人では腰へ加わる負担が異なります。座位が続けば同じ姿勢を保つ時間が長くなり、荷物を扱う仕事では持ち上げる、下ろす、身体をひねるといった動作を何度も繰り返します。
家事でも、掃除や洗濯、子どもを抱き上げる動作などで腰へ負荷が加わります。特に前かがみの姿勢から身体を起こしたり、中腰のまま向きを変えたりした瞬間はぎっくり腰のきっかけになることがあります。
ただし、こうした日常動作だけで発症の原因を説明できるわけではありません。腰の筋肉や関節、靱帯、椎間板など様々な組織が痛みに関係する可能性があり、どこに問題があるのか明確に特定できない急性腰痛もあります。
普段ほとんど運動をしていない状態から急に身体を動かした場合や、反対に仕事や運動で腰を使う時間が増えた時期に発症することも考えられます。発症した瞬間の動作だけを見るのではなく、その前にどのような生活や活動を続けていたのかも腰への負担を考える手掛かりになります。
ぎっくり腰の症状について
ぎっくり腰になると、それまで普通にできていた動作で急に腰が痛み、思うように身体を動かせなくなることがあります。荷物を持ち上げたときだけでなく、椅子から立つ、床の物を取る、身体の向きを変えるなど日常の何気ない動作がきっかけとなる場合もみられます。
発症後は身体を動かそうとした瞬間に痛みが強くなりやすく、立ち上がるまでに時間がかかったり腰を伸ばしにくくなったりします。歩くことはできても一歩ずつ慎重になり、普段よりゆっくり移動しなければならないなど痛みの程度によって動ける範囲も変わってきます。
仕事や家事では、長く座る、物を運ぶ、掃除で前かがみになるといった動作が負担になりやすく、いつも通りの生活を送ることが難しくなることもあります。寝返りや起き上がりで痛みを感じれば、休んでいる間にも腰のつらさが気になるでしょう。
急な腰の痛みによって仕事や家事に支障が出ていると、どこまで身体を動かしてよいのか迷うこともあると思います。痛みを我慢しながら普段通りに過ごそうとせず、生活の中で困っていることも含めてご相談ください。




