胸郭出口症候群について
仕事中に腕がしびれてくる、荷物を持っていると肩から腕が重くなるなど、首や肩だけにとどまらない不調が続くことがあります。こうした症状には、胸郭出口症候群との関連も考えられます。首から腕へ向かう神経や血管が鎖骨周辺などで圧迫を受け、痛みやしびれなどを生じる状態です。
腕や手にも症状が及ぶため、パソコン作業や家事、荷物を持つ動作など普段の生活で不便を感じるきっかけになることがあります。
胸郭出口症候群の原因について

胸郭出口症候群では、首から腕へ続く神経や血管の通り道が狭くなることが発症に関係します。圧圧迫されやすい場所としては、首の筋肉の間や鎖骨と第1肋骨の間、胸の前側などが挙げられます。
日常生活では、腕を上げた状態で行う作業や肩周辺に負担をかける動作を繰り返すことで、症状が出やすくなることがあります。重い物を持つ機会が多い人では、肩が下方向へ引かれる状況が続くことも負担の一つです。
パソコンやスマートフォンを長時間使用する生活では、頭が前へ出て肩が内側へ入りやすくなります。こうした姿勢は首や胸の筋肉が緊張する一因になります。しかし、姿勢だけを胸郭出口症候群の原因と考えるのは適切ではありません。もともとの身体的な特徴や仕事での腕の使い方など、様々な条件が関係します。
胸郭出口症候群の症状について

症状は、生活の中で特定の姿勢や動作を続けたときに目立つことがあります。例えば、デスクワークの途中から腕が重くなり、その後に手までしびれてくるといった現れ方です。洗濯物を干すなど腕を高く上げる動作が続くと、肩から腕にかけてつらさを感じるケースもみられます。
痛みやしびれだけでなく、手に力が入りづらい、腕が疲れやすいと感じる場合もあります。症状の程度は一定とは限らず、腕を使う時間や姿勢によって強弱が変わることも特徴です。
手のしびれは首の神経や末梢神経など別の原因でも起こるため、症状だけで胸郭出口症候群と判断することはできません。腕や手の不調が続き、普段の仕事や家事に支障を感じるようであれば、一度ご相談ください。




