顎関節症について
顎関節症の特徴の一つは、症状の出方や強さに個人差があることです。同じ人でも、調子の良い日と顎の違和感が気になる日があり、必ずしも一定の状態が続くとは限りません。
主な変化としては、顎の痛みや関節から出る音、口の開けづらさなどがあります。軽い疲労感から始まるケースもあり、食事や会話など顎を使う機会が増えることで不調を意識することもあります。
顎関節症の原因について
顎への負担を考える際には、一度に加わる力の強さだけでなく、その状態がどれくらい長く続いているかも重要です。たとえば、日中に上下の歯を接触させ続ける癖があると、顎を動かす筋肉が休む時間が少なくなります。睡眠中の歯ぎしりでも同様に、本人が意識しないまま負担が続く場合があります。
食事の際に片側だけを使う習慣があれば、左右の咀嚼筋や顎関節の使われ方に差が生じます。噛み合わせの状態も含め、日々繰り返される動作が顎の負担に影響する可能性があります。
また、猫背のように頭が身体より前へ出る姿勢では、首から肩にかけての筋肉へ負担が集中しやすくなります。顎周辺の筋肉にも緊張が伝わり、力を抜きにくい状態になることがあります。
疲労がたまっている時期や十分に眠れていないとき、ストレスを強く感じているときなどは、無意識に身体へ力を入れることもあります。このような小さな負担が重なっている可能性を考え、生活の中で顎を休ませにくくしている要素を探すことが重要です。
顎関節症についての症状について
顎関節症では、一日の中でも症状の感じ方が変化する場合があります。朝は顎がこわばっているものの徐々に楽になる方もいれば、食事や会話を重ねるにつれて夕方に疲れや痛みが強くなる方もいます。
口を開け閉めすると関節から音がする、顎の片側だけに違和感がある、思うように大きく開けられないなど、現れ方もさまざまです。開口範囲が狭くなると、厚みのある食べ物を口に入れることや、大きくあくびをする動作が難しく感じられることがあります。
さらに、顎の付け根からこめかみ、耳の周辺にかけて重さやだるさを感じたり、首や肩の張りを一緒に自覚したりするケースもあります。症状が一度落ち着いた後、再び気になり始める方もいます。
当院では症状が出ている場所だけにとらわれず、顎周辺の筋肉の緊張や首・肩の状態、姿勢などを確認します。普段の生活で負担につながっている身体の使い方にも目を向けながら、一人ひとりの状態に合わせて負担を減らすためのサポートを行います。



