坐骨神経痛について
坐骨神経痛は、初めから脚全体に強い痛みが出るとは限りません。お尻に軽い違和感を覚えたり、長く座った後だけ太ももがしびれたりするところから症状を意識することもあります。
その後も同じ範囲に症状が続く人もいれば、ふくらはぎや足先まで気になるようになる人もいます。どこから始まり、どのように変化してきたのかを見ることも大切です。
坐骨神経痛の原因について
坐骨神経痛が気になり始める前後には、腰痛を経験していたり、特定の姿勢で脚の症状を感じるようになっていたりすることがあります。これは腰から脚へつながる神経が、途中で刺激を受けることがあるためです。
代表的な背景の一つである腰椎椎間板ヘルニアでは、椎間板の突出によって神経根が刺激されます。発症する年代には幅がありますが、比較的若い世代にもみられ、腰痛に続いて片側の脚へ痛みやしびれが現れる場合があります。
年齢を重ねてから歩行中の脚の痛みが気になり始めた場合には、腰部脊柱管狭窄症なども考えられます。神経の通り道が狭くなり、歩いているうちに脚がつらくなって休憩が必要になることがあります。
ただし、年齢や症状が始まった場面だけで原因を決めることはできません。お尻周辺で神経が刺激される状態を含め、似た症状を起こすものは複数あります。いつから、どの範囲に、どのような痛みやしびれが現れてきたのかを整理することが、坐骨神経痛の背景を考える手掛かりになります。
坐骨神経痛の症状について
最初は長時間座った後だけだったお尻の違和感が、ある時から太ももまで続くようになるなど、症状の範囲が変化する人もいます。一方、発症時から脚へ強い痛みが走るケースもあり経過は一様ではありません。
しびれがふくらはぎや足まで及ぶようになると、単に「腰が痛い」という感覚とは違い、脚そのものが重い、感覚が鈍いと感じることもあります。歩く際に脚へ力を入れづらく感じれば、階段や段差にも不安を覚えるようになります。
痛みが落ち着く日があると、そのまま様子を見たくなるかもしれません。しかし、仕事をすると再び脚がしびれる、一定の距離を歩くたびに痛みが出るなど、同じ状況で繰り返している場合は生活の中に症状が入り込んでいる状態です。
以前より座っていられる時間が短くなった、歩ける距離が変わったなど少しずつ困る場面が増えている方は、その変化を我慢し続ける必要はありません。現在どのような場面でつらさを感じているのかも含めてご相談ください。




