猫背矯正について
姿勢は背中だけで決まるものではなく、頭や肩の位置、座り方などによっても見え方が変わります。猫背では背中が丸くなるとともに頭が前へ出たり、肩が前方へ入りやすくなったりするため、上半身全体が前へ傾いたように見えることがあります。
猫背矯正では、こうした姿勢の悩みに目を向けながらより自然に身体を保てる姿勢を目指していきます。無理に胸を張り続けることだけが猫背への対応ではありません。「姿勢を正そうとしても長く続かない」「座っていると次第に背中が丸くなる」と感じている方も、現在の姿勢について考えてみることが大切です。
猫背の原因について
姿勢を考える上で重要なのが、頭・胸郭・肩甲骨・骨盤の位置関係です。これらは別々に動いているのではなく、一つの部位の位置が変われば、ほかの部分も姿勢を保つために動き方を変えます。
例えば、骨盤を後ろへ倒して座ると腰から背中が丸まり、その上にある頭も前へ移動しやすくなります。頭が前方へ出れば、首や肩の筋肉はその位置を支えるために働き続けることになります。
肩甲骨の位置も姿勢の見え方に影響します。パソコン操作などで両腕を身体の前へ出す時間が長いと、肩甲骨が外側へ動き、肩が前へ向いた姿勢になりやすくなります。胸まわりを大きく動かす機会が少ない生活では、このような姿勢を長時間続けることになります。
猫背は背骨一か所だけの問題として考えるより、どの姿勢で頭や肩が前へ出るのか、座ったときに骨盤がどのような位置になりやすいのかなど関連する部位の動きを含めて捉えることが重要です。
猫背の症状について
両腕を前へ出してパソコンを操作していると、作業を続けるうちに肩が前へ入り頭も画面側へ出やすくなります。長時間その姿勢で過ごした後は、首の後ろから肩にかけて重く感じたり、肩甲骨の周辺に疲れが残ったりします。
背中の丸まりが気になって姿勢を正しても、背筋を伸ばした状態を保つことがつらい人もいます。座り直した直後は姿勢を整えられていても、作業へ集中するにつれて再び頭や肩が前へ出てしまうなど意識するだけでは姿勢を保ちにくいことも猫背の悩みの一つです。
長時間のデスクワークでは首や肩の重さだけでなく、肩や胸の前側が縮こまったように感じることもあります。作業を終えて腕を後ろへ動かしたときに動かしづらさを感じるなど、その日の作業時間や身体の使い方によって気になる部分が変わる人もいます。
パソコン作業をするたびに首や肩がつらくなる、気をつけていても背中が丸くなってしまうなど、仕事中の姿勢に悩んでいる方は普段どのようなことで困っているのかも含めてご相談ください。




